民泊の認定には電気工事が必要

自分で所有している建物、もしくは賃貸している建物を旅行者に貸し出す「民泊」は、新しいビジネスとして海外からも注目されています。そのため、ここ最近で民泊を経営する人も増えてきました。民泊を始めるには、旅行者が快適に過ごせるように建物の設備を整える必要があります。設備が整っていないと、民泊の特定認定を受けることができません。旅行者が安心して利用できるようにするためにも、テレビアンテナの設置などの電気工事で設備を整えた上で認定を受ける必要があります。
素人が電気工事を行なうと危険
電気機器に詳しい人やDIYを趣味としている人の中には、自分で民泊の建物の電気工事をしてみようと思っている人もいるのではないでしょうか。しかし、素人による電気工事ほど危険なものはありません。場合によっては、感電や火災といったトラブルを引き起こしてしまう可能性があります。特にテレビアンテナの工事などはちゃんとした資格を持っていなければ行なえません。電気工事業者のスタッフは専門的な知識を身に付けていますし、テレビアンテナの工事の経験も豊富です。簡単そうに思える作業でも資格が必要な場合もあるので、まずは業者に問い合わせて確認するようにしましょう。
業者に依頼すると様々な電気工事に対応
民泊を運営するには電気工事が必要と説明しましたが、具体的に電気工事にはどういったものがあるのでしょうか。ここでは、業者に依頼できる工事の内容と、よくある質問を紹介します。
依頼できる電気工事の種類
- テレビアンテナの取り付け工事
- 換気扇の取り付け工事
- エアコンの取り付け工事
- LAN配線工事
- 照明器具の取り付け工事
- 電話回線工事
- コンセント工事
- スイッチ工事
- インターホン工事
よくある質問
- 電気工事を行なうときは届出が必要ですか?
- 既に電気が引かれている建物であれば、特に届出をする必要はありません。しかし、新築の住宅で民泊を始めるということであれば、新しく電線を引き込まなければならないため、管轄の電力会社に申請をしなければなりません。
- 電気工事を行なっている最中に電気を使用することはできますか?
- 配電盤の交換といった大規模な工事の場合は使用できません。ただしこのケースを除けば、工事を行なう部屋や場所のブレーカーを切るだけで工事をすることは可能です。詳細は工事を行なう業者に確認してください。
- 電気工事の見積もりは無料ですか?
- いくらかかるのかだけ知りたいというお客様もいるので、基本的に見積もりは無料です。検討したいだけなのに、見積もりの段階で費用が発生してしまっては意味がありませんよね。ほとんどの業者は見積もりを無料で作成してくれるので、まずは問い合わせてみてください。

民泊を始めるには、テレビアンテナをはじめ様々な電気工事をしたり認定を受けたりと手続きが必要になってくるので、正直面倒に感じる人も多いでしょう。しかし、民泊を利用するのは日本に旅行に来た海外の人々です。少しでも日本が良い国だと思ってもらえるように、最高の環境を用意しておきましょう。